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木造築54年 1階だけリフォーム自分サイズのリ・ライフ術。思い切ってリフォームして良かった。
よくやった!と自分で自分に拍手しています。

将来、2階に上がるのはしんどくなる。
先のことを考えて、1階だけリフォーム。

築54年の2階建て。これから先の生活を考えて、1階だけをリフォームしました。一人暮らしにはこれで充分。背伸びしない自分サイズのリ・ライフ術です。
「仕事をしている間は家で寝るだけで関心がなかったんですけど、退職して家にいるようになったら、できるだけ快適に居たくなった」とY様。5年前に退職。2年前に高知市の耐震診断を受けたのがリフォームを考えるきっかけです。「この家は母が女手一つで苦労して建てた家。母が元気だった頃は私が2階にいました。その母も逝って10年、“しっかりと補強すれば大丈夫です”と言ってもらったので、 それならば耐震補強と1階をリフォームしようと思った。でも問題は“信頼できる業者さんと巡りあうか”が大切」とY様。実はその選択に1年以上掛かったのだそう。ある日、和建設のリフォーム見学会の折り込みチラシを見たのをきっかけにお知り合いを通じ、お付き合いが始まりました。
「家で生活しながら工事をしてもらうにあたり、いろんな業者さんがやってくることに一人暮らしの私が不安に感じていることに気づいて、“うちが信頼している業者さんばかりですから大丈夫。安心して下さい”と言ってくれた。それがすごく大きかった」。まず、Y様の心配事が片付きました。

家と整理はつながっています。
何を捨て、何を残すか、心を整理することから始めます。

リフォームに際して、Y様からの要望は耐震と明るい家にしたいということでした。「小さく区切った昔ながらの間取りで、昼間は電気を点けないといけないくらい真っ暗でした。耐震補強の際に、狭さを感じさせないように天井を少し上げ、垂れ壁もとっぱらってワンフロアにしてもらったら、すごく居心地のいいリビングになりました」とY様。10年ほど前にリフォームしていたキッチン回りはそのまま生かし、洗面所とお風呂は今回一緒にリフォームしています。2階の自分の部屋で過ごすよりも1階にいることが多くなったそう。「思い切ってリフォームして良かった。よくやった!と自分で自分に拍手しています(笑)」とY様。

あらためて振り返って思うのは、家と整理はつながっているということだと言います。「最初、担当さんから1階に何を残しますかと聞かれた。長年住んでいる家は、亡くなった母のもの、自分のもの、捨てがたいものでいっぱい。心にも区切りをつけて片付けることから始めました。今後のことも考えて、何を残して、どういう収納にしていくか。これからの人生もリフォームも同じですね」。わたしたちもY様に拍手です。

リビング

壁をとっぱらったら、こんな明るく広々としたワンフロアに。押入れだった場所を、テレビボードスペースにしました。収納を考え直したらこんな空間が生まれました。

  • リフォーム前
  • リフォーム後

仕切りや壁は無くしたけれど、やっぱり、あると便利なガラスウォール。将来、2階に上がれなくなったら、ここを寝室にしようと考えています。そのためにも開けたり閉めたりできると便利。

お床ほど大げさなものはいらないけれど、お茶室を思わせる風情は欲しい。そこで壁に凹みを作ってもらいました。四季のおじくや短冊を飾っています。

お風呂もリフォーム。将来のことを考えて浴室には手摺りをたくさん付けました。その際、スペースをやりくりして、新しく洗面所も作りました。洗濯機も一緒に置けて便利。

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