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長持ちを約束するために
マンションの構造躯体に使われているコンクリートも、時間が経過するにつれて、大気中の炭酸ガスなどの影響を受けて劣化します。その対策が不十分であったり、放置しておくと、劣化が著しく進行し、住宅の耐用年数が短くなってしまいます。マンションの構造といえば、鉄筋のまわりをコンクリートで覆う鉄筋コンクリート造が一般的ですが、鉄筋コンクリートは中性化によって鉄筋が錆びやすくなってしまいます。中性化とは、強アルカリ性であるコンクリートが鉄筋の錆を防いでいる状態から、次第に大気中の二酸化炭素等の影響によって、鉄筋の腐食に対する保護作用を失う事をいいます。和建設では次のような対策を講じる事により、建物の長寿命化を追求しています。


コンクリートの品質
 
和建設では、コンクリートの基本性能である、コンクリート耐久設計基準強度(構造物および部材の供用期間に応じた耐久性を確保するために必要とする圧縮強度)の概念を導入して設計基準強度を24N/mm2以上としています。また、コンクリート自体の耐久性に関わる性能のうち、鉄筋コンクリートの一般的劣化は、コンクリートの表面から劣化が始まり、炭酸ガス、その他腐食性物質の侵入によってもたらされます。これらの劣化要因からコンクリートを健全に守るために、大きな要因である水セメント比を55%以下に設定しています。

※コンクリートの性質上、乾燥収縮や温度変化による収縮に伴うひび割れは発生する場合があります。 (一般的に構造的には問題ありません)
※1 工作物、附属棟、立体駐車場ピット(屋外)、および外構部分のコンクリートを除きます。
コンクリートの品質
   
<水セメント比とは?>
コンクリートはセメント・骨材と水を混ぜて造られます。コンクリートの強度を左右する指標のひとつが、コンクリートの調合(配合)におけるセメント量に対する、加える水の量の重量比。数字が低いほど、すなわち水の量が少ないほど密実な、強度の高いコンクリートになります。水セメント比を55%以下に設定する事で、コンクリートの収縮を低く抑え、ひび割れも起こりにくい、耐久性の高い建物を実現する事ができます。 構成材料の割合
<構造体の大規模補修とは?>
構造躯体などに使用されている材料が劣化すると、柱、梁、壁などの全面補修といった大規模な改修工事が必要となる場合があります。上記のコンクリート強度設定は、このような工事が必要となるまでの期間を長くするための対策です。なお、ここでは外壁仕上げや設備などの更新に伴う改修工事は想定していません。


コンクリート試験
 
コンクリートはセメント、水、砂、砕石などで造られます。砂、砕石などの骨材は、「材料試験」「骨材のアルカリシリカ反応性試験」などを実施。厳しい基準をクリアした建築材料を採用します。そしてJIS表示認定工場でコンクリート技士による厳重な管理のもとに調合され、製造されます。さらにコンクリート受入時に、第三者機関によるフレッシュコンクリート試験(スランプ、空気量、塩化物含有量などの測定)を行うとともに、打ち込み時のコンクリートを採取(供試体)し、後日コンクリート圧縮強度試験用供試体としてその圧縮強度を確認しています。
コンクリート試験

鉄筋コンクリートの劣化対策(かぶり厚さ)
 
コンクリートの中性化が極度に進むと、コンクリートの中の鉄筋は錆びやすくなります。鉄筋が錆びて体積が増すと、コンクリートを外側に押し出し、破損の原因になります。これを防ぐひとつの策は、鉄筋を含むコンクリートの厚さ(これをかぶり厚さといいます)を厚くする事です。ビ・ウェルでは、下記の通りのかぶり厚さを確保。さらに、タイル貼りなどの仕上げを行う事により、耐久性を向上させています。
 
鉄筋コンクリートの劣化対策(かぶり厚さ) 鉄筋コンクリートの劣化対策(かぶり厚さ)

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